農薬を使わないで堆肥と有機肥料で育てています

        野菜ともだち通信 No.123     2006.10.19

 帽子をかぶったほうれん草

穏やかな秋の陽ざしの中で、生まれたてのほうれん草が小さなピンクの種

殻をちょこんとつけて、並んだ、並んだ、小さなチューリップのように。 

 

お届けの野菜…スイートバジル・大根のまびき菜・黒豆の枝豆・里芋・万次郎南瓜・かぶ

簡単レシピ…○枝豆の水ようかん…<材料>(約12個分)寒天(粉末)g・水

600mg・砂糖140g・むき身枝豆200g・塩少々<作り方>@枝豆はミキサ

ーか、すり鉢でなめらかなビューレ状にします。A鍋に水と寒天を入れ火に

かけ、かき混ぜながら2分程沸騰させ溶けたら砂糖を加え混ぜます。Bを加

え、塩を加えます。Cぬらした型に流し入れ、冷やし固めます。(加藤さん)

    マヨネーズバジル…生のまま刻んでマヨネーズと和えてゆでたじゃが芋や

えびフライ等と食べてみて下さい。多く作って冷蔵庫での保管もできますよ。

野菜ともだちの声                                (相川さん)

    赤沼さんの個展に行って来ました。作品の迫力に圧倒されました。字もイイです。赤沼さんの“人と成り”に初めてふれたおもいです。素敵な生き方を見せていただきました。その数日前の日曜日、東銀座に「城間栄順」の紅型染展を見に行きました。寸分のすきも無く完全に完成された数々の着物と帯。もの静かな、小柄な先生のどこにこんなにエネルギーが潜んでいるのでしょう。「作りたいもの、夢がなくなったら、物づくりはやめた方がいい。」「幸せなことに、私はいつも作りたいものを夢見ることが出来た。…」とおっしゃる先生は、今年73才になられました。そんな生き方を私も出来たらとおもいます。(春山さん)

 

一歩展を終えて』この度は野菜ともだちの皆様を始め大勢の方々に私の拙い作品を見に来ていただき厚く御礼申し上げます。友人達の力をお借りし、無事に終わることが出来、ホッとしております。期間中、色々な方々に出逢えたことは、私にとってこの上ない喜びとなりました。(2kgダイエットできたことも…)ユニセフ募金も計14,915円になりビックリ。石ころより重い皆様のまごころに感謝致します。どうもありがとうございました!

                          赤沼えみこ

10月26日の予定…ピーマン・からし菜・冬瓜・ルッコラ・さつま芋・小松菜・黒豆枝豆

ドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』のご紹介

映画をみた山本さんに感想を書いていただきました。

 

そこに生きる人のそれぞれの必然があり、それが心情として納得できるので、「ウーン」とうなってしまいます。「生きる」とゆうことは大変で、一人一人、まじめに、コツコツと生きているのに、何故こうなるの?巨額の富が欲しいとも、人を支配したいとも思わず、毎日毎日、平和で、つつましく、生きていきたいだけなのに。原発で働く人とその家族、ほとんど収穫のなくなった人の「漁業権を放棄したもんな。」と何度もつぶやく姿、クリーニング業で成功しつつある人、無農薬米の生産者、などなど、ほんとに、真実味が伝わってくる映像でした。もう、10年ぐらい前に、「夏休みの宿題は終わらない」というイギリスやフランスの再処理工場のドキュメンタリーを見ました。工場周辺の環境汚染はすさまじいものでした。六ヶ所村で稼動すれば、その光景が目の前に広がることでしょう。静かな中にも、大変な危機感を感じました。村では、反対運動も影をひそめ、稼動を静かに受け入れる様に見えます。「どうして、もっと早く、全国から、応援の声が上がらなかったのか?動いてしまったらとめることはむづかしい」とは反対闘争をした人の声。ウーン、まったくそのとおりです。今からでもおそくないと自分をはげますしかないと思っています。一人でも多くの人に見てもらいたい映画です。(市川支部の山本さん)

 

青森県六ヶ所村には核燃料サイクル基地がある。その中心は使用済み核燃料再処理工場だ。世界で最も新しいプルトニウム製造工場となる。ここが稼動すれば日本は新たな原子力時代に入っていく。今、エネルギーをいったいどうするのか、私たちは岐路に立ち、選択を迫られている。私はイラクでがんや白血病になった子供たちと出会った。湾岸戦争で劣化ウラン弾が使われてから、がんの発症率が上がり続けている。…中略…身体の中に放射性物質を取り込んだ現代のヒバクシャに出会う旅の終着点は私たちの足元、六ヶ所村だった。劣化ウラン弾は原子力産業から出てくる廃棄物から作られている。核の平和利用の副産物なのだ。全国から核廃棄物が集まってくる六ヶ所に生きるということは、くらしの根っこに核があることを日々つきつけられながら生きることに他ならない。電気エネルギーを使う日本人全ての難題に、地元の人々は向き合って生きている。――

2年間、現地に通い、推進派、反対派の住民から偏りなく話を聞く。両派とも、主体的に、工場を誘致した訳ではない。偉い人が決めた結論が、まずありきで、判断する情報が少なすぎる…。そこに「切なさ」を感じるところから“ラプソディー”に。――

(監督の鎌仲ひとみさんのメッセージから)

10月31日まで、東京・ポレポレ東中野(03-3371-0088)にて上映中!

                                                                                                                                              31日まで、東京・ポレポレ東中野(03-3371-0088)にて劇場公開中!

                                                                                                                                                荒木農園TEL/FAX047−388−13http://www.e-nippon.jp/arakifarm/index.html