紀宮さま(黒田清子)
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紀宮さま・黒田さん、決意新た

 東京・内幸町の帝国ホテルで15日午前、結婚式を挙げた黒田慶樹(よしき)さん(40)と紀宮清子(さやこ)さま(36)は、午後から二人で記者会見に臨み、紀宮さまは「様々なことを学び、黒田家のひとりとして、新しい生活に臨んでまいりたいと思います」と新生活への決意を語られた。夕方からは天皇、皇后両陛下も出席された結婚披露宴が開かれ、118人が門出を祝った。16日には両陛下へのあいさつのため皇居を訪ね、宮内庁は皇族の戸籍である皇統譜から紀宮さまを除く。

「黒田家の一人として」 「心安らぐ家庭を」
 記者会見は午後2時から、同ホテル「扇の間」で行われた。二人は式と同じモーニング、ロングドレス姿。紀宮さまは「両陛下、黒田の母に見守っていただきながら、滞りなく式が行われ安堵(あんど)しています」、黒田さんも「互いの考えを尊重しつつ、心安らぐ、静かな家庭を築いていきたい」と家庭像を語った。
 午後4時から、同ホテル「孔雀(くじゃく)東の間」で行われた披露宴には、両陛下や皇太子ご夫妻ら各皇族方のほか、ゆかりの人々らが出席した。天皇陛下の学習院時代の同級生で、紀宮さまを幼少時代から知る出版社会長の小山敦司さんが司会を務め、東京都の石原慎太郎知事の発声によりシャンパンで乾杯した。
 前菜、メーン、デザートの順に3皿の食事が出され、紀宮さまが非常勤研究員として通った山階鳥類研究所の柿沢亮三副所長ら4人がスピーチ。その後、隣の「孔雀西の間」での立席のレセプションに移り、午後6時前にすべての行事が終了した。
 両陛下は披露宴に先立って公務をし、皇居・宮殿で三権の長や宮内庁の幹部職員らからお祝いのあいさつを受けられた。両陛下は15日夜、宮内庁を通じて「二人が温かく見守られ、これからの新しい生活を静かに始められることを心から願っています」との感想を出された。
 黒田夫妻はホテルで夕食をとったあと、午後8時ごろ、宮内庁の車でホテルを後に。新居の分譲マンションが来年3月末まで完成しないため、それまでの仮住まいとなる1LDK(50平方メートル)の賃貸マンションへと向かった。宮内庁によると、この日、お祝いの一般記帳のため、約5800人が皇居を訪れた。

 紀宮さま 黒田さん 11月15日に挙式(読売新聞)
                            (2005年11月16日)


fujisan   
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